ネットによるいじめについて考える

京都であった事件の記事を見て，ワイドショーとかでネット＝悪みたいに取り上げられてるんだろうなぁと思い，批判を含め書いてみたいと思う．

長くなりそうなので折りたたんでおきます．

以下，引用文

京都市伏見区の市立中学３年の男子生徒がインターネットや携帯電話によるいじめで、学校を休んでいることが３１日、分かった。男子生徒は１０月上旬に転校したばかりでいじめに悩み、うつ病と診断された。男子生徒が「友達をつくりたい」と開設した携帯電話のホームページ（ＨＰ）に、同級生ら３人の女子生徒が男子生徒のひぼう中傷を書き込んでいたことを学校と市教委が確認し、ネットによるいじめと認めている。

ソース元Yahoo!ニュース 中３(略)

色々と考えるべきところがあるので，とりあえず箇条書きに書き出してみた．
・HP開設することによる友達作り
・HP閉鎖要求→拒否した場合は150万請求
・男子生徒宅を訪れ謝罪
・携帯電話は…(略)
こんなところでしょうか．
　まずHP開設して友達作りをするということなのですが，別段問題ないです．ただ，利便さに伴って親が自身の子を把握しにくくなっているというのは考えなくてはならないと思います．親が社会の情報化の波についていけてない感があるので，こういう事件が起こりやすいのか，はたまた今後も多発するような事例であるのか見極めていきたいところです．
　次の請求というのは，下手したら脅迫未遂じゃないのかな…？と思ってしまいます．確かに中３程度のことですから，こういう発言をしないこともないです．私も「○○できなかったらみんなにジュースなー」みたいなことを言ってた気がしますし(程度の度合いが完全に違いますが)，じゃれあいなんてそんなものです．ただこのニュースに関しては具体的な目的があり，かつ以前の状況からじゃれあいとはいいがたく，脅迫として扱ってもいい案件だと思われる．ただ，男子生徒の今後のことを考えれば扱えないだろうが…．
　次のは，謝罪で済む程度の話だったのか…？という問題です．前にも書きましたが，男子生徒の今後を考えればってことがネックなだけで，本当はこういうのも事件として取り扱っていかないと，善悪の区別をつけれない子供がそのまま大人になってしまうのではないかと言う恐れもあります．謝罪のほどがどの程度だったかは分かりませんが，終わりの会で「ごめんなさい」と言うのと同レベルだと男子生徒がかわいそうすぎる…．
　携帯電話は…(略)ですが，言ってることは正しいが具体的にどうしていくのかが大切であって，ただの言い逃れ発言にならないことを願うばかりです．

最後に，記事としてはこんな感じですが，ワイドショーできっと"ネット＝悪"発言してる何も分かっていないコメンテーターがいるんだろうなぁと思います．こういう人は大半が，よく分かってないのに(よく分かっていないからこそ)その物に責任を押し付けようとしていて，見ていて腹立たしい気分にされます．そしてマスコミの言ってることを鵜呑みにしてしまう中年世代の方々(特に子供の親)が，全ての原因をゲームやネットにしてしまい本当の原因を把握しようとしないのが問題じゃないか？ということを書いておきたい．もし自分に子供ができたら，そういうことを考えて育てたいとしみじみ思ってます．