自作小説 ～その１～

今日は手抜き(書くだけでもましだと信じてる)です．
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あなたは子供の時の記憶を持っているだろうか？
子供といっても小学生や中学生のときではなく，小学生以前の記憶である．
大抵の人は記憶の断片とも言えるセピア色の色褪せた記憶程度ならば持っているだろう．
しかし，私にはそれらの記憶が全くないのである．
思い出そうとしても小学生以前の記憶が１つも出てこない．
もちろん，親から５歳の時にはどういうことがあったというような昔話は聞いたりはした．
だが，それに関する記憶が皆無の私にはそれは苦痛でしかなかったのである．
自分と同じ名を持つ別人の話を聞いても不快に思うのは当然であろう．
このことに気付いたのは中学３年の梅雨明け前だった．
このときの話からしていこうと思う．